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All グループとアセットグループの変更点

ここでは、アカウントが最初に AGMS に移行された場合のアセットグループ割り当ての変更について説明し、AGMS が有効なサブスクリプションで「ALL」グループが割り当てられている場合に、サブユーザがどのアセットを取得するかについて説明します。

サブスクリプションが最初に AGMS に移行された場合の割り当て済みアセットグループ

「All」グループが「Unassigned」ビジネスユニット内のユーザに割り当てられている場合

「All」グループがビジネスユニットに割り当てられている場合

「All」グループがビジネスユニット内のユーザに割り当てられている場合

ユーザのビジネスユニットを変更する場合

個人のアセットグループの名前を「All」にできない

連絡先ユーザにアセットグループを割り当てられない

アセットグループを作成/更新する場合の UI 変更点

ユーザ情報にユーザのアセットグループを表示

 

サブスクリプションが最初に AGMS に移行された場合の割り当て済みアセットグループ  

サブユーザ(ユニットマネージャ、スキャナ、リーダなど)の場合、AGMS がサブスクリプションで有効化され、アカウントデータが移行された後に、割り当て済みアセットグループが変更される可能性があります。移行後のユーザに割り当てられるアセットグループは、次の要素によって異なります。  

1)ビジネスユニット(カスタムビジネスユニットなのか「Unassigned」ビジネスユニットなのか)およびそのビジネスユニットに割り当てられているアセットグループ。 

2)AGMS に移行する前に「ALL」グループが割り当てられていたかどうか。  

- 「ALL」グループのみが割り当てられていた場合、引き続き「ALL」グループが割り当てられます。  

- 「ALL」グループに加えて、カスタムアセットグループ(AG1、AG2 など)も割り当てられていた場合、移行後、「ALL」グループのみが割り当てられます。  

- カスタムアセットグループが割り当てられ、「ALL」グループが割り当てられていなかった場合、移行後、引き続きカスタムアセットグループが割り当てられます。  

マネージャロールを持つユーザにはアセットグループは割り当てられません。マネージャは、自動的にサブスクリプション内のすべてのアセットを取得しています。   

注記: AGMS への移行は一回限り可能です。アカウントがいったん移行されると、元のシステムには戻れません。 

 
アカウントを移行した場合にどのようになるかについては、以下の表を参照してください。  

カスタムビジネスユニットへの影響 

カスタムビジネスユニット内のユーザへの影響 

「Unassigned」ビジネスユニット内のユーザへの影響 

 

 

「All」グループが「Unassigned」ビジネスユニット内のユーザに割り当てられている場合

ユーザは、すべてのアセットおよびすべてのマネージャ作成アセットグループを取得します。ユーザは、サブスクリプション内のすべてのアセット(IP、ドメイン、ネットワーク、Scanner Appliance)と、サブスクリプション内のマネージャが所有するすべての個人アセットグループを取得します。

例えば、マネージャの Patrick Slimmer のアセットグループリストを見てみましょう。Patrick はマネージャであるため、すべてのユーザが作成したすべてのアセットグループにアクセスできます。Patrick は、アセットグループ 1、アセットグループ 2、アセットグループ 3、アセットグループ 4 を作成しました。もう 1 人のマネージャの Maggie はアセットグループ 5 を作成しました。サブユーザの Chloe と Mike が作成したグループもいくつかあります。

マネージャユーザのアセットグループリスト

 

Patrick は新しいスキャナユーザの Pedro を追加し、このユーザに「All」グループを割り当てます(以下参照)。

サブユーザに割り当てられた「All」グループ

Pedro は「Unassigned」ビジネスユニットに属しており、「All」グループが割り当てられているため、サブスクリプション内のすべてのアセットとサブスクリプション内のマネージャ(Patrick と Maggie)が所有するすべてのアセットグループへのアクセス権を持っています。マネージャが新しいアセットグループを追加すると、そのアセットグループは、Pedro のアセットグループリストに自動的に表示されます。  Pedro は、自分自身のアセットグループを追加することもできます。

Pedro は、マネージャが作成したアセットグループのどれでも表示し使用することができますが、所有者ではないため、編集したり削除したりすることはできません。

サブユーザが使用可能なアセットグループ

 

「All」グループがビジネスユニットに割り当てられている場合

ビジネスユニットおよびユニットマネージャは、すべてのアセットとすべてのマネージャ作成アセットグループを取得します。ビジネスユニットは、サブスクリプション内のすべてのアセットを取得します。ビジネスユニット内のユニットマネージャは、すべてのアセットとすべてのマネージャ作成アセットグループを取得します。ユニットマネージャは、同じビジネスユニット内の他のユーザが作成したアセットグループも取得します。

ビジネスユニットに割り当てられた「All」グループ

 

例えば、ビジネスユニット ABC に「All」グループが割り当てられたとします。このビジネスユニットのユニットマネージャの Chloe は、マネージャの Patrick と Maggie が作成したすべてのアセットグループを所有します。Chloe には、同じビジネスユニット内の Mike が作成したグループへのアクセス権もあります。マネージャが新しいアセットグループを作成すると、そのアセットグループは、Chloe のアセットグループリストに自動的に表示されます。

ユニットマネージャが使用可能なアセットグループ

 

All グループがビジネスユニット内のユーザに割り当てられている場合

ユーザは、ビジネスユニット内のすべてのアセットとアセットグループを取得します。ビジネスユニット内のユーザに「All」グループが割り当てられた場合、ユーザは、ビジネスユニット内のすべてのアセットを取得します。ビジネスユニットにも「All」グループが割り当てられた場合、そのユーザは、サブスクリプション内のすべてのアセット、すべてのマネージャ作成グループ、同じビジネスユニットのすべてのユニットマネージャ作成グループを取得します。ビジネスユニットまたはユーザに(「All」グループではなく)個々のアセットグループが割り当てられた場合、以下の表に示すように、一部のアセット/アセットグループを取得します。

 

ユーザのビジネスユニットを変更する場合

ユーザのビジネスユニットが変更された場合、Administration モジュールのユーザのスコープから古いビジネスユニットを削除して、ダッシュボードからアセットへのアクセス権を削除する必要があります。既存のユーザの使用例があるため、古いビジネスユニットは自動的に削除されません。Qualys では、今後、ロールとスコープを Administration モジュールに統合する完全移行を予定しています。統合されると、この操作は不要となります。

個人のアセットグループの名前を「All」にできない

ユーザは、「All」(大文字、小文字、またはその両方)というタイトルを使用して自分自身のアセットグループを作成することはできません。このタイトルは、サービスによって確保されており、サービスが提供する「All」グループとの混同を防ぐためにこの制限が適用されます。個人のアセットグループに All(ALL、all、aLl なども同様)というタイトルを付けた場合、タイトルを変更する必要があります。

連絡先ユーザにアセットグループを割り当てられない

連絡先ユーザロールを持つユーザにアセッグループを割り当てることはできません。ユーザがビジネスユニットに属しているかどうかに関係なく、割り当てることはできません。新しい連絡先ユーザを作成した場合、以下に示すように、「Asset Groups」タブにアセッグループは表示されません。AGMS を有効化する前に、既存の連絡先ユーザにアセッグループが割り当てられた場合、これらのアセットグループはユーザのアカウントから削除されます。ユーザスキャンの E メール通知を送信する配布グループに連絡先ユーザを追加します。

新しい連絡先ユーザにアセッグループは割り当てられない