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スキャンリストの変更

スキャンの表示とパフォーマンスを改善するために、次のような変更が行われました。

アセットの割り当ての変更後でもスキャン結果データをユーザが使用できる

AGMS が有効の場合、すべてのアセット整合性チェックは、スキャンの開始時に行われ、スキャン結果が表示されるときには行われません。これは、スキャン結果はある時点を表すものであり、変更できないと見なされるためです。スキャンを開始できた場合は、スキャンの開始後にアセットの割り当てが変更された場合であっても、スキャン結果にアクセスできる必要があります。例えば、100 個の IP アドレスのスキャンを開始した場合、その後これらの IP のうちの 10 個が割り当てられたアセットから削除された場合であっても、スキャン結果データが表示されます。次回スキャンを開始またはスケジュール設定するときには、残りの 90 個の IP を使用できます。

サブユーザの「Show In Scope Scan List」オプション

デフォルトでは AGMS が有効の場合、ユーザは自分自身のスキャンとサブユーザが開始したスキャンを表示し操作(ダウンロード、キャンセル、削除)できます。ユーザはデフォルトでは、割り当てられたアセットであっても、マネージャが開始したスキャンを表示できません。

サブユーザとして、マネージャが開始したスキャンを表示するには、データリストの上にある「Show In Scope Scan List」オプションを選択する必要があります。これを選択すると、リストの表示が更新され、割り当てられたアセット(ユーザのスコープ内にあるアセット)に対してマネージャが開始した完了スキャンが含まれるようになります。サブユーザには、マネージャが開始し、スキャン結果の処理が終了した完了スキャンのみが表示されます。これは、スキャンの処理時に ホスト ID がアセットに割り当てられ、ホスト ID が割り当てられた後でなければスキャンがサブユーザのスコープにマップされないためです。 

例えば、新しい IP アドレスがサブスクリプションに追加され、サブユーザに割り当てられるとします。マネージャが新しい IP でスキャンを開始します。スキャンはすぐにマネージャに表示されますが、IP が割り当てられているサブユーザに表示されるのは、スキャンが完了し、スキャン結果の処理が完了した後であり、「Show In Scope Scan List」オプションを使用した場合に限られます。 

サブユーザの「Show In Scope Scan List」オプション

「Show In Scope Scan List」オプションは、サブユーザにのみ表示されます。マネージャは、すべてのアセットにアクセスできるため、このオプションは表示されません。 

パージされたアセットのスキャン結果はサブユーザのスキャンリストに表示されない

サブユーザのスコープ内のアセットがマネージャによってパージされた場合、そのアセットのスキャン結果は、スキャンデータリスト(またはスキャンリスト API 出力)でサブユーザには表示されなくなります。

例えば、サブユーザの Jake に「IP 10.10.10.10」が割り当てられたとします。「Show In Scope Scan List」オプションを使用すると、Jake は、マネージャが開始した「IP 10.10.10.10」の完了スキャンを表示できます。IP がその後マネージャによってパージされると、そのアセットのすべてのスキャンデータは削除され、それまでスキャンデータリストで Jake に表示されていた IP のスキャンは表示されなくなります。パージされた IP とパージされていない IP を含む複数の IP でスキャンが開始された場合、スキャンはリスト表示されますが、パージされた IP の結果は含まれません。