この Vault タイプは、HashiCorp Vault から認証資格情報を取得するために使用します。
Vault を使用する方法 |
ここをクリックすると、各手順を順番に確認できます。スキャンする IP アドレスの追加、Scanner Appliance の設定、Vault と認証レコードの設定、オプションプロファイルの設定、スキャンの開始の各手順について説明しています。 |
Vault 資格情報 |
HashiCorp Vault には、次の資格情報を定義できます。 |
「URL」 - HashiCorp Vault にアクセスするための HTTP または HTTPS URL です。 |
「SSL Verify」 - このオプションは、URL で HTTPS が使用されるときに使用できます。「SSL Verify」オプションがクリア(チェックが解除)されている場合を除いて、Qualys スキャナは、証明書が有効で信頼できることを確認するために Web サーバの SSL 証明書を検証します。証明書が周知の認証局(CA)によって発行されていない場合、または自己署名された証明書である場合は、このオプションをオフにして、SSL 検証を省略することが可能です。 |
「API Version」 - HashiCorp Vault HTTP API のバージョンです。これにはサポートされている唯一のバージョンである v1 がデフォルトで指定されています。 |
「Auth Type」 - 使用する認証方式(「Username/Password」、「Cert」または「App Role」)を選択してから、HashiCorp Vault HTTP API を使用して認証する Vault サーバのログイン資格情報を入力します。 |
「Auth Type」が「Username/Password」の場合 |
ユーザ名とパスワードの組み合せで Vault サーバの認証を受けるには、「Username/Password」認証方式を選択します。 |
「Path」 - 「Username/Password」認証方式へのパスです。デフォルトのパスは /auth/userpass ですが、auth/my-path のようなカスタムパスを指定することができます。 |
「Username」 - Vault サーバにアクセスできるユーザアカウントです。 |
「Password」 - ユーザアカウントのパスワードです。 |
「Auth Type」が「Cert」の場合 |
CA(認証局)によって署名された、または自己署名された SSL/TLS クライアント証明書を使用して Vault サーバの認証を受けるには、「Cert」認証方式を選択します。CA 証明書は、ロール名に関連付けられています。 |
「Path」 - 「Cert」認証方式へのパスです。デフォルトのパスは auth/cert ですが、auth/my-path のようなカスタムパスを指定することができます。 |
「Role Name」 - CA 証明書に関連付けられているロールです。 |
「Certificate/Private Key」 - サーバの認証に証明書が必要な場合は、証明書と秘密鍵が必要です。両方を定義するか、両方を省略します。詳細詳細 証明書には、base64 でエンコードされた X.509 証明書(クライアント証明書)が PEM 形式で格納されます。秘密鍵には、証明書に格納された公開鍵に対応する base64 でエンコードされたクライアント秘密鍵が格納されます。 |
「Passphrase」 - 秘密鍵が暗号化されている場合の秘密鍵のパスフレーズです。 |
「Auth Type」が「App Role」の場合 |
Vault に定義されたロールを使用して Vault サーバの認証を受けるには、「App Role」認証方式を選択します。 |
「Path」 - 「App Role」認証方式へのパスです。デフォルトのパスは auth/approle ですが、auth/my-path のようなカスタムパスを指定することができます。 |
「Role ID」 - 認証で使用する App Role のロール ID です。 |
「Secret ID」 - 認証で使用する App Role のシークレット ID です。 |
認証レコード |
認証レコードで HashiCorp Vault を選択し、ログイン資格情報(シークレット)が保存される KV(キー値)シークレットエンジンの詳細を入力します。HashiCorp Vault からのシークレットの取得でサポートされているのは、Key-Value Secret Engine バージョン 2 のみであることに注意してください。 |
「Path」 - シークレットエンジンのパスです。デフォルトは“ secret/data ”です。カスタムパスを使用する場合は、パスを“ path/to/secret/data ”の形式で入力します。 |
「Name」 - キーと値のペアを保存するシークレット名です。 |
「Key」 - 特定のキーと値のペアを識別するキー名です。 |
ユーザパーミッション |
HashiCorp Vault の設定パーミッションはマネージャユーザが持っています。このパーミッションは、ユニットマネージャにも付与することができます。 |