ライブラリには、サービスとサービスに備わっている多くの機能をスムーズに使い始められるように、事前設定されたオプションが用意されています。現在、脆弱性管理に使用できる設定には、オプションプロファイル、レポートテンプレート、および検索リストがあります。これらの設定はライブラリからアカウントへインポートしたままの状態で、または必要に応じて編集を加えて使用できます。ライブラリは定期的に新しい設定で更新されます。
ライブラリからインポートした設定は、インポートしたユーザが所有者となり、編集できます。
マネージャとユニットマネージャに対しては、設定をユーザに対してグローバルに提供するためのオプションが用意されています。マネージャはすべてのユーザに対して設定を提供することができ、またユニットマネージャは自分のビジネスユニット内のユーザに対して設定を提供することができます。すべてのユーザが使用できるグローバル設定はマネージャが編集できます。ビジネスユニット内のユーザが使用できるグローバル設定は、マネージャ、またはその設定と同じビジネスユニットを担当するユニットマネージャが編集できます。
オプションプロファイルには脆弱性スキャンのパラメータが定義されています。オプションプロファイルをインポートするには、「Scans」->「Option Profiles」を選択して、「New」メニューから「Import from Library」を選択します。スキャンの開始やスケジュールの設定を行うときに、オプションプロファイルをインポートすることもできます。
レポートテンプレートには、ソース、データフィルタ、表示オプションなどのレポートパラメータが定義されています。レポートテンプレートをインポートするには、「Reports」->「Templates」を選択して、「New」メニューから「Import from Library」を選択します。テンプレートベースのスキャンレポートを実行するときに、レポートテンプレートをインポートすることもできます。
検索リストは、ユーザの環境内のビジネスオブジェクトに追加および保存できる脆弱性のカスタムリストです。検索リストをインポートするには、検索リストのリストに移動します。検索リストは、「Scans」、「Reports」、または「KnowledgeBase」の各項から管理できます。これらの項で、「Search Lists」タブをクリックします。次に、「New」メニューから「Import from Library」を選択します。オプションプロファイルやレポートテンプレートなどの他の設定に検索リストを追加するときに、検索リストをインポートすることもできます。