実行中のスキャンの監視（SCAP スキャン）

スキャンセグメントとは、サービスによってスキャナに分散されているスキャン作業の部分を識別するためのものです。スキャンには、一時停止されない限り、1 つのセグメントがあります。スキャンが一時停止後、再開されると、スキャンは 2 つのセグメントを持つことになります。一時停止と再開が 5 回繰り返されると、スキャンに存在するセグメントは 6 つになります。

スキャナによるスキャンジョブが実行されている時間のみがスキャン時間にカウントされます。

スキャンの開始 -スキャンを開始すると、最初のセグメントが作成されます。他のユーザによるアクションが行われない限り、スキャンステータスは「Queued」->「Running」->「Loading」->「Finished」と変化します。スキャンが「Running」の状態になっている時間がスキャン時間にカウントされます。

スキャンのキャンセル -スキャンをキャンセルすると、現在のセグメントが終了します。スキャンステータスは「Running」->「Canceling」->「Loading」->「Canceled」と変化します。スキャンが「Running」と「Canceling」の状態になっている時間がスキャン時間にカウントされます。

スキャンの一時停止 -スキャンを一時停止すると、現在のセグメントは終了し、このセグメントの部分的な結果データがプラットフォーム上で別個にロードされます。各セグメントのスキャンステータスは「Running」->「Pausing」->「Loading」->「Paused」と変化します。スキャンが「Running」と「Pausing」の状態になっている時間がスキャン時間にカウントされます。

スキャンの再開 -スキャンを再開すると、新しいセグメントが作成されます。スキャンステータスは「Paused」->「Resuming」->「Running」と変化します。スキャンが「Resuming」と「Running」の状態になっている時間がスキャン時間にカウントされます。

スキャンセグメントに対して作業を実行した各スキャナについて、スキャンジョブの詳細が表示されます。単一のスキャナが使用された場合、1 つの領域が表示されます。複数のスキャナが使用された場合は、作業を行った各スキャナに対して領域が 1 つずつ表示されます。スキャンが実行されたホストを表示するには、詳細を展開します。

これは、スキャンジョブの詳細（セグメント/領域）の対象リストにあるホストの合計数を示しています。

スキャンセグメントでの作業中、スキャナは、スキャン対象のホストが稼動中かどうかを検出してからスキャンを行います。スキャン処理の全体を通して、このホストの検出とスキャンは継続的に発生するプロセスです。「Hosts Alive」カラムには、スキャンジョブの詳細（セグメント/領域）で稼動中として検出されたホストの合計数が表示されます。一時停止したスキャン、またはキャンセルされたスキャンの場合、稼動中のホストの数が、実際にスキャンしたホストの数よりも多いことがあります。これは、ホストの検出中は稼動中であったホストで、ホストの分析が可能になる前にスキャンが停止されたためです。どのホストがスキャンされ、どのホストがスキャンされていないのかを表示するには、詳細を展開します。スキャンされたホストの合計数は、「General Information」項に表示されます。