Directory Integrity コントロールは、目的のファイルとディレクトリの整合性をチェックし、ファイル/ディレクトリとそれらのパーミッションに対する変更について最新情報を把握できるようにします。また、ハッシュベースのファイルの整合性をディレクトリレベルで計算し、変更後のスナップショットを自動的に更新します。
スキャンの準備
スキャンに適用するオプションプロファイルで、「Enable Dissolvable Agent」設定を選択する必要があります。プロファイルを編集すると、(「Scans」項の)「Dissolvable Agent」にこの設定が表示されます。
Use scan data as expected value選択されるファイル/ディレクトリは、コントロールのスキャンパラメータに基づきます。必ず、次の手順に従ってください。1)コントロールで「Use scan data as expected value」(「Control Technologies」の下)を有効にして、2)スキャンに使用するオプションプロファイルで「Auto Update expected value」を有効にします。 Cloud Agent がある場合、1)コントロールで「Use scan data as expected value」(「Control Technologies」の下)を有効にして、2)「Agent Scan」タブで「Auto Update expected value」を有効にします。有効化すると、このコントロールの期待値が各クラウドエージェントスキャンから収集された実績値で更新されます。エージェント UDC のサポートの詳細 各エージェントスキャンの結果を反映したレポートを生成するには、エージェントに定義されたスキャン間隔にコンプライアンスレポートを実行するようスケジュールします。 |
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例 1 - ダイジェストの期待値と実際値が一致した場合(「Pass」)。これは、変更が見つからなかったことを示します。
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例 2 - ダイジェストの期待値と実際値が一致しない場合(「Fail」)。これは、表示されているように、ファイル/ディレクトリに対する変更が見つかったことを示します。
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ファイル/ディレクトリの選択のカスタマイズ「Use scan data as expected value」が無効になっている場合は、ファイルの整合性と「Pass」/「Fail」ステータスの計算に使用されるスナップショットに含めるディレクトリ/ファイルをカスタマイズできます(「Default Values」の下)。初めて設定する場合は、デフォルト値を .*(任意の値に一致)に設定して、スキャンによって返された実際値をポリシーレポートでチェックすることをお勧めします。この場合、実際値をコピーして、ポリシーに貼り付けることができます。 |
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例 1 - 期待値と実際値が一致した場合(「Pass」)。これは、変更が見つからなかったことを示します。
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例 2 - 期待値と実際値が一致しない場合(「Fail」)。これは、表示されているように、ファイル/ディレクトリに対する変更が見つかったことを示します。図からわかるように、ファイルのコンテンツが変更されているため、File1.txt のダイジェストが異なります。 |
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エラーの処理エラーコード 2、27、28、または 45 が返される場合、レポートのコントロールの状態に「Error」のマークは付けられません。エラーが発生したタイミングに応じて、コントロールの状態には「Pass」または「Fail」のマークが付けられます。 |
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1 回目のスキャンにはベースディレクトリが存在しません |
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1 回目のスキャンにベースディレクトリが存在します |