Qualys カスタムコントロールについて

Qualys が提供するライブラリポリシーに、Qualys カスタムコントロール(QCC)と呼ばれるコントロールタイプが含まれるようになりました。このコントロールタイプにより、ユーザ定義コントロールと同様の新しいコントロールが容易に提供されます。これをアカウントに追加すると、必要に応じて、QCC をコピーし、ニーズに合わせてカスタマイズ可能な独自の UDC を作成できます。

ライブラリからアカウントに QCC を含むポリシーをインポートし、UDC と同様にローカルシステムにエクスポートできます。QCC が重複してコントロールリストに追加されないようにするために、内部 UDC ID が割り当てられます。アカウントから QCC をエクスポートするとき、またはアカウントから QCC を含むライブラリポリシーをエクスポートするときに、UDC ID が表示されます。

 

「Policies」->「New」->「Policy」->「Import from Library」を選択します。ポリシーを選択して、「Next」をクリックします。選択したポリシーに QCC が含まれる場合、「Include Qualys Custom Controls」オプションが表示されます。このオプションはデフォルトで有効になっていますが、有効にすることをお勧めします。「Create」をクリックして、ポリシーをインポートし、QCC を追加します。QCC が必要ない場合は、オプションをオフにしてもかまいません。表示表示

「Include Qualys Custom Controls」チェックボックスが選択されている「Import Policy」

ポリシーにアセットグループを追加して、保存します。ポリシーはポリシーリストに表示されます。ポリシーから追加された QCC は、コントロールリストに表示されます。新しい「Type」列に、各 Qualys カスタムコントロールの QCC が表示されます。表示表示

「Type」列に QCC および SDC が表示されている「Controls」リスト

QCC は編集も削除もできません(重要度の変更はできます)。Qualys では、サービス定義コントロールと同様に、今後のリリースで QCC を更新し、新しいテクノロジサポートや値の更新を行う可能性があります。これは、ポリシーに追加された QCC には影響を与えません。

QCC をコピーして、ニーズに合わせてカスタマイズ可能な UDC を作成できます。これを実行するには、「Quick Actions」メニューで「Copy」を選択し、アクションを確定します。表示表示

「Controls」リストの「Quick Actions」メニューの「Copy」オプション

コントロールリストに新しい UDC が表示され、編集できるようになります。

ポリシーをエクスポートするときに、「Include UDCs and QCCs」オプションが表示されます。デフォルトでは、ポリシーには、すべてのサービス定義コントロールが含まれています。このオプションを選択すると、ポリシーにユーザ定義コントロールと Qualys カスタムコントロールも含めることができます。

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「Include UDCs and QCCs」チェックボックスが選択されている「Export Policy」