コントロール値には、次の形式で指定された Unix のファイル/ディレクトリパーミッションが含まれている場合があります。この形式では、各要素がコロン（:）で区切られています。
OWNER:GROUP:PERMISSIONS:ABSOLUTEPATH
ファイルまたはディレクトリを所有するユーザの名前。
ファイルまたはディレクトリが所属する Unix グループの名前。
Unix スタイルのパーミッションスキームは、10 文字の記号表記で構成されています。最初の文字は特殊なファイルタイプ、例えば“ d ”はディレクトリを、“ - ”はファイルを表します。スキームの他の文字は、ユーザ（所有者）、グループ、その他のユーザに対応する 3 クラスのパーミッションを示します。
3 クラスのパーミッションは、2 番目の文字位置以降の 3 文字でそれぞれ表され、クラスの順はユーザ（所有者）、グループ、その他（その他のユーザ）になっています。各クラスの最初の文字（r）は読み取りパーミッションを、2 番目の文字（w）は書き込みパーミッションを、3 番目の文字（x）は実行パーミッションを示します。ダッシュ文字（-）はパーミッションが割り当てられていないことを意味します。
通常のファイルです。パーミッションについては、ユーザ（所有者）がフルパーミッション（読み取り、書き込み、実行）を、グループがフルパーミッションを、その他のユーザが読み取りおよび実行パーミッションを持っています。
ディレクトリです。パーミッションについては、ユーザ（所有者）が読み取りおよび実行パーミッションを持っており、グループにはパーミッションがなく、その他のユーザにもパーミッションがありません。
別のファイルへのシンボリックリンクです。パーミッションについては、ユーザ（所有者）およびグループが読み取りおよび書き込みパーミッションを、その他のユーザが読み取り専用パーミッションを持っています。
ファイルまたはディレクトリの絶対パス。
スキャン対象のファイルがシンボリックリンクであることが検出された場合、解決パスの名前が入力されます。例えば、シンボリックリンク“ /foo/foo.link ”がネットワーク上の“ /bar/bar.actual ”を参照しているとします。コントロールで「File Directory/path」が“ /foo/foo.link ”と定義されている場合、スキャンエンジンから絶対パスの値として“ /bar/bar.actual ”が返されます。名前解決は連続するリンクチェーンで機能するため、リンクがファイルを参照するリンクを参照している場合、スキャンエンジンによって実際のファイルに解決され、実際のファイル名が返されます。