コントロール値 -ファイル/ディレクトリパーミッション(Windows)

一部のコントロールは、Windows ファイルまたはフォルダで、さまざまなユーザグループおよび個人ユーザに設定されたパーミッションを識別します。空きスペースを節約するために、各パーミッションに文字(A、B、C、D など)が割り当てられ、パーミッションのフルネームの代わりにその文字が使用されます。

次の表には、それぞれの文字がどのパーミッションを示しているかが記載されています。

パーミッション

A

Write Attributes

B

Read Attributes

C

Delete Child(これは、グループまたはユーザがディレクトリに対して Full Control パーミッションを持っている場合に設定される隠しパーミッションです)

D

Traverse folder / Execute file

E

Write extended

F

Read extended

G

Create Folders/Append Data

H

Create Files/Write Data

I

List Folder/Read Data

J

Delete

K

Change Permissions

L

Take Ownership

M

Read Permissions

N

Synchronize(これは、グループまたはユーザが Full Control パーミッションを持っている場合に設定される隠しパーミッションです)

セキュリティテンプレート

NTFS パーミッションは、多くの場合セキュリティテンプレートを使用して付与されます。セキュリティテンプレートとはパーミッションの論理的分類です。次の表に、ファイルおよびフォルダに適用できるセキュリティテンプレートと、これらのテンプレートに対するパーミッションのリストがポリシーコンプライアンスレポートでどのように表示されるかを示します。

テンプレート

表示

Full Control

A:B:C:D:E:F:G:H:I:J:K:L:M:N

Read

B:F:I:M

Write

A:E:G:H

List Folder Contents / Read & Execute

B:D:F:I:M

Modify

A:B:D:E:F:G:H:I:J:M

フォルダ“ Security ”には、次のパーミッションが設定されています。

Administrators グループは Full Control パーミッションを持っています。
SYSTEM グループは Full Control パーミッションを持っています。
Power Users グループは Modify パーミッションを持っています。
Robert という名前のユーザは Read パーミッションを持っています。

これらのパーミッションは次のように変換されます。

Administrators:A:B:C:D:E:F:G:H:I:J:K:L:M:N
SYSTEM:A:B:C:D:E:F:G:H:I:J:K:L:M:N
Power Users:A:B:D:E:F:G:H:I:J:M
Robert:B:F:I:M

コンプライアンスレポートのパーミッション変換表

コンプライアンスレポートに含まれている各「File/Directory Permission」コントロールについて、パーミッション変換表があります。変換表はレポートの「Detailed Results」項の「Expected Value」および「Actual Value」フィールドの下にあり、「Actual Value」フィールドに表示されるそれぞれの文字がどのパーミッションを示しているかが記載されています。