認証レポートについて

認証レポートを実行すると、スキャンしたホストの認証ステータス(「Passed」、「Failed」、「Passed with insufficient privileges」、「Not Attempted」)を確認できます。認証が失敗した場合は、次のスキャンを行う前に、レポートの詳細を使用して問題を解決してください。

VM からのレポートの実行

PC からのレポートの実行

SCA からのレポートの実行

VM のレポート実行時の「New Authentication Report」オプション

PC のレポート実行時の「New Authentication Report」オプション

SCA のレポート実行時の「New Authentication Report」オプション

 

「Passed」 - ホストでの認証に成功しました。

「Failed」 - ホストでの認証に失敗しました。詳細については、「Cause」カラムを参照してください。問題のトラブルシューティングを行えるように、認証試行で使用された資格情報が表示されます。

「Passed*」 - (PC の場合のみ)ホストでの認証には成功しましたが、ログインアカウントの権限が不十分です。認証レコードに含まれるユーザアカウントが、最低限のアカウント要件を満たしていることを確認してください。詳細

「Not Attempted」 - ホストでの認証は行われませんでした。この場合、認証を使用したホストのスキャンが行われなかったか、または認証スキャンは行ったが、ホストのスキャンデータがパージされたと考えられます。

レポートに含まれる IP、ビジネスユニット、アセットグループ、アセットタグそれぞれに対して、各認証ステータスレベルでのホストの合計数が表示されます。例えば、レポートで、あるアセットグループに「4 of 6 66% Successful」が表示されている場合、そのアセットグループ中の 6 ホストが正しくスキャンされたことになります。さらに、スキャンエンジンでは、スキャンした 6 ホストのうち、4 つのホストの認証に成功しました。すなわち、このグループのスキャン済みホストのうち、66% がスキャンエンジンで認証されたことを意味します。

認証の試行中に使用されたログイン ID を取得するには、「Cause」カラムを確認します。この問題のトラブルシューティングを行うには、ホスト/タイプの認証レコードとアカウントの権限を確認します。

PC アプリケーションからこのレポートを実行する場合、各ホストのインスタンスに関連付けられたホストテクノロジが表示されます。これは、マップの対象であるホストのオペレーティングシステムのテクノロジです。

スキャン情報が Oracle バージョンのようにテクノロジのバージョンである場合、インスタンス情報は「Port <番号>, SID <値>」という形式で表示されます。例えば、「Port 1521, SID ora010203p」のように示されます。

レポートの実行時に「Additional Host Info」を選択した場合、レポートに次の日時が表示されます。

「Last Auth」 - 各ホストの最終認証スキャン日時が表示されます。これはステータスが最後に「Passed」または「Failed」に更新された日時です。

「Last Success」 - 各ホストの認証に成功した最終日時です。「N/A」は、ホストの有効な認証スキャンが実行されたが、成功しなかったことを示します。

「Report Details」ページで「Host ID」チェックボックスを選択すると、レポートにこの列が表示されるようになります。この列には、レポートにある各ホストのホスト ID が含まれます。

「Report Details」ページで「All asset tags」チェックボックスを選択すると、レポートにこの列が表示されるようになります。この列には、各アセットに関連付けられているすべてのタグが表示されます。これらのタグはレポートで明示的に指定したものに加えて、レポートのスコープには含まれないが、レポートには含まれているアセットに関連付けられているものも含まれます。

基盤となる OS テクノロジインスタンスを使用して、認証レコードを作成することなくテクノロジデータを収集することができます。

レポートを実行する場合、「Appendix」項で「OS Authentication-based Technology」オプションを選択して、レポートでホストごとにすべての OS 認証ベースのインスタンステクノロジを表示します。

OS 認証ベースのインスタンステクノロジ」を参照してください