サブスクリプションで重複している IP 範囲を管理できるようになりました。これにより、独立した専用ネットワークを定義し、重複するブロックそれぞれを個別に維持することが可能です。この機能を使用するには、以下の手順を実行してください。
一般的な使用例:
- 企業の合併や買収
- エアギャップネットワーク(インターネットと直接接続されていないネットワーク)
- 事業継続性/ディザスタリカバリ
- 開発環境/テスト環境
- IaaS 環境
- 小規模なオフィス環境のバックアップ(クローンオフィス)
「Assets」->「Networks」->「New」->「Network」を選択します(マネージャのみ)。ウィザードに従って、ネットワークにわかりやすい名前を指定し、1 つ以上の Scanner Appliance に割り当てます。アプライアンスは、ネットワーク内の IP アドレスをスキャンするために使用します。各 Scanner Appliance には、1 つのネットワークしか割り当てることができないので注意してください。
アセットグループを作成してネットワークに関連付けます。「Assets」->「Asset Groups」->「New」->「Asset Group」を選択します。グループ名を指定し、ネットワークを選択してから、グループにアセットを追加します。各アセットグループには、1 つのネットワークしか関連付けることができませんので注意してください。アセットグループが保存されると、ネットワーク割り当ての変更はできなくなります。
「Scans」->「New」->「Scan」に移動します。スキャンするネットワークを選択し、「All Scanners in Network」(または Scanner Appliance 名)を選択して、対象の IP アドレスを指定します。1 つのネットワークに対して同時に開始できるスキャンの数は 1 つです。
アカウントにあるすべての IP をスキャンできます。
スキャンが完了し、結果が処理されると、ホストスキャンデータを表示できます。「Assets」->「Host Assets」を選択してネットワークを展開し、IP アドレスを指定するとホスト情報が表示されます。異なるネットワークで同じ IP アドレスがスキャンされている場合は、それぞれで独自のホストスキャンデータを保持します。
ネットワークペリミターで IP をスキャンする場合ネットワークペリミターで IP をスキャンする場合
グローバルなデフォルトネットワークを選択します。これは、外部スキャナを使用してスキャンできる唯一のネットワークです。
「Reports」に移動して、「Reports」リストから新しいレポートを開始するか、または「Templates」リストからテンプレートを実行します。ネットワークごとにレポートをフィルタするか、またはすべてのネットワークの IP を含めることができます。
1 つのネットワーク内の IP に限定したレポートを作成する方法1 つのネットワーク内の IP に限定したレポートを作成する方法
これを実現するには、次の 2 つの方法があります。1)レポートを実行する IP/範囲を入力し、ドロップダウンでネットワークを選択します。選択したネットワークに限定されるように、レポートにフィルタが設定されます。2)対象となるネットワークに属しているアセットグループのみを選択します。
異なるネットワークにある IP を含んだレポートの作成異なるネットワークにある IP を含んだレポートの作成
これは簡単に実現できます。以下を実行します。
1)レポートを実行する IP/範囲を入力し、ネットワークオプションで「All」を選択します。アカウントにあるすべてのネットワークの IP がレポートされます。
2)異なるネットワークに属するそれぞれのアセットグループを選択します。
レポート内でのネットワークの識別レポート内でのネットワークの識別
CSV 形式でレポートをダウンロードできます。レポートの各 IP アドレスの横にはネットワーク名が表示されます。