アセットごとの最大スキャン時間の設定

このヘルプでは、アセットごとの最大スキャン時間設定の使用方法について説明します。このスキャン設定では、1 つのアセットに対して実行できるスキャンの長さを制限します。任意のアセットのスキャンが、オプションプロファイルに指定された時間を超過した場合、そのアセットに対するスキャンは中断され、次の対象でスキャンが継続されます。(このスキャン設定は、脆弱性スキャンでしか選択できないので注意してください。)

この機能を使用するには、以下の手順に従います。

1)最大スキャン時間機能の有効化(マネージャのみ)

マネージャユーザには、サブスクリプションレベルでこの機能を有効化するオプションがあります。

1a)「Scans」->「Setup」->「Max Scan Duration per Asset」に移動します。

1b)「Allow users to set maximum scan duration per asset」オプションを選択し「Save」をクリックします。 

Maximum Scan Duration per Asset Setup

サブスクリプションでこの機能が有効化されると、ユーザは、各自のオプションプロファイルでアセットごとの最大スキャン時間を設定できるようになります。

2)オプションプロファイルでのアセットごとの最大スキャン時間の設定

オプションプロファイルを作成/編集する権限を持つユーザは、各自のオプションプロファイルで「Maximum Scan Duration per Asset」を設定できます。

2a)「Scans」->「Option Profiles」に移動します。新しいオプションプロファイルを作成するか、既存のオプションプロファイルを編集します。

2b)「スキャン」タブに移動します。

2c)「Maximum Scan Duration per Asset」項までスクロールします。 

2d)「Set maximum scan duration of <number> minutes per asset」オプションを選択し、1 つのアセットに対して許可するスキャン時間を分単位(30 ~ 2880)で入力します。

Maximum Scan Duration per Asset スキャン設定

3)スキャン時間を超過したホストの表示

スキャンを実行した後、スキャンステータスを表示して、オプションプロファイルで指定したスキャン時間を超過したホストを確認できます。これらのホストは、スキャンが中断されるためスキャン結果を得ることはできません。 

3a)「Scans」->「Scans」に移動して、スキャンリストを確認します。 

3b)リストから任意のスキャンを選択すると、リストの下に「Preview Pane」が表示されます。 

3c)「Preview Pane」で「View Summary」リンクをクリックします。 

3d)表示された「Scan Status」ページで、左側の「Hosts Exceeded Duration」タブを選択すると、オプションプロファイルで指定した最大スキャン時間を超過したホストが表示されます。

ホストは、対象の種類(IPv4、IPv6、FQDN、NetBIOS)ごとにまとめられます。スキャン対象にスキャン時間を超過したホストが存在しない場合、このタブは空白になります。

スキャン時間を超過したホストに関しては、スキャン結果が得られませんのご注意ください。