DNS ホスト名によるスキャンがサポートされました。今回、スキャンレポートテンプレートを使用した DNS 名によるレポートのサポートが追加されました。この機能は、DNS で追跡されるホストを持つ顧客に役立ちます。
ヒント - 以下の 2 つの機能は、サブスクリプションで有効となっている必要があります。これらの機能を有効にするには、テクニカルアカウントマネージャまたはサポートにお問い合わせください。
- Scan by Hostname
- Report by DNS Hostname
有効にすると、アセットグループに DNS 項が表示されます。ここでは、スキャンおよびレポートを作成するアセットの DNS 名を追加します。
有効にすると、スキャンレポートテンプレートに「Resolve DNS association…」オプションが表示されます。デフォルトでは有効となっていません。
これらの同じ手順を使用して、DNS ホスト名によるスキャンが実行されます。レポートステップには、IP アドレス(スキャン結果で返されます)を DNS 名(アセットグループで定義されます)に解決するオプションがあります。
- スキャン/レポートする DNS ホスト名をアセットグループに追加します(上記のサンプルを参照)。
- IP アドレスとホスト名を同じアセットグループに追加することができます。
- マネージャには、アセットグループ内の DNS ホスト名を追加/編集するパーミッションがあります。
- 既存の Scanner Appliance をアカウントで使用できます。
- Scanner Appliance をチェックして、Scanner Appliance の設定で定義されている DNS サーバが、ホスト名から IP への解決に使用される DNS サーバと一致していることを確認します。
- 通常のスキャンワークフロー(「Scans」->「New」->「Scan」および「Schedule Scan」)に従います。
- メニューから Scanner Appliance オプションを選択します(内部スキャンと外部スキャンがサポートされています)。内部スキャンの場合、選択した Scanner Appliance は、アセットグループの DNS ホスト名をアカウントの IP アドレスに解決できる必要があります。
動作方法 - DNS ホスト名によってホストをスキャンすると、Scanner Appliance がホスト名をアカウントの IP アドレスに解決し、IP アドレスごとのスキャン結果が表示されます。DNS 名をアカウントの IP アドレスに解決できない場合は、そのホストに対するスキャン結果は返されません。
スキャンテンプレートを作成します。「Templates」->「New」->「Scan Template」に移動します。
「Findings」タブで、「Host Based Findings」を選択します。
DNS 名でスキャンするのに使用されたアセットグループと同じアセットグループを選択します。スキャンされたアセットは常に IP アドレスでレポートされます。スキャンされたアセットを常に DNS 名でレポートする場合は、下記のチェックボックスを使用します。
ヒント - これらのチェックボックスは、サブスクリプションで「Report by DNS Hostname」機能が有効となっている場合にのみ表示されます。
(これは、上記の手順に従って DNS ホスト名でスキャンしたアセットについてレポートする場合に使用します)
このチェックボックスをオンにすると、スキャン結果の DNS 名を持つアセットがアセットグループの DNS エントリと比較されます。DNS 名が一致すると、スキャンレポートにアセットが含まれます。デフォルトでは、すべての DNS ホスト名、つまり各 DNS 名から解決されたすべてのアセットが含まれます。
(このオプションは、「Resolve DNS association」チェックボックスをオンにした場合にのみ使用できます)
このチェックボックスをオンにすると、最後にスキャンされたアセットのみがレポートに含まれます。これは、同じ DNS 名のアカウントに複数のアセットエントリがある場合に便利です。
このオプションを有効にするケース
- abc123.dev.qualys.com ホスト名が割り当てられた AG1 アセットグループがあるとします。
- 顧客の環境は DHCP ですが、サブスクリプションで DNS によって追跡される IP 範囲を指定していません。
- abc123.dev.qualys.com ホスト名を持つアセットが毎日スキャンされます。DHCP リースが 1 日だけの場合、1 週間の時間枠にマシン1 台のアセットエントリが 7 つあります。
- このオプションを選択すると、レポートに最後にスキャンされたアセットエントリが 1 つだけ含まれていることが確認されます。