スケジュールスキャン - 基本事項

スキャンの開始時間の指定

スキャンの重複を防ぐ方法

スキャンを実行する頻度

所有者について

スキャンを実行する回数

スケジュールの実行を停止する方法

スキャンの実行時間の設定

将来のスケジュールを表示する方法

スキャンの開始時間を基準にした再開

スキャン結果の検索方法

E メール通知の受信

非アクティブ化されたスケジュールを再度アクティブにする方法

継続的なスキャンのサポート

 

スキャン可能な EC2 アセットがアセットタグに含まれていない EC2 スキャンのスケジュール

 


スキャンの開始時間の指定

このスケジュールの開始日時と、自分の地域のタイムゾーン(GMT との時差と地域)を選択します。

サマータイム(DST)を採用しているタイムゾーンを選択した場合は、「Auto adjust during Daylight Saving Time」オプションがデフォルトで選択されます。サマータイムによる時間の変更中、スキャンの開始時間は自動的に調整されるため、時間の変更時にスケジュールを編集する必要はありません。例えば、DST を採用しているタイムゾーンである「(GMT -08:00) United States, California (Pacific Standard Time)」を選択したとします。春にサマータイムが開始されると、スケジュールの開始時刻は 1 時間早くなります。秋にサマータイムが終了すると、スケジュールの開始時刻は元に戻って 1 時間遅くなります。このオプションは、アリゾナやハワイのような、DST を採用しない地域では無効になります。

スキャンを実行する頻度

スキャンの実行は、毎日(または 2 日ごと、3 日ごとなど)、毎週(または 2 週ごと、3 週ごとなど)、毎月(または 2 か月ごと、3 か月ごとなど)、または「Relaunch on Finish」(継続的なスキャン用、このオプションがアカウントで有効な場合のみ使用可能)から選択できます。

スキャンを実行する回数

「Ends after N occurrences」オプションを設定しない限り、スキャンは無期限に実行されます。表示されたフィールドに、スキャンの実行回数を入力します。設定した回数に達すると、スケジュールスキャンは非アクティブになります。

スキャンの実行時間の設定

設定した時間/分数よりも長い間スキャンが実行された場合に、スキャンを一時停止またはキャンセルするには、期間のオプションを選択します。スキャンを一時停止した場合、自動的にスキャンを再開するよう選択することも、ユーザが手動でスキャンを再開するように指定することもできます。一時停止/キャンセルが 0 時間に設定されている場合、最短で 15 分後にスキャンが一時停止/キャンセル.されます。

スキャンの開始時間を基準にした再開

スキャンを自動で一時停止して再開するようにスケジュールを設定する場合、スキャンを一時停止した時間ではなく、開始した時間を基準にして再開されることに注意してください。このことを説明する例をいくつか紹介します。

例 1
開始: 2019 年 4 月 23 日 14:00
実行時間: 開始から 2 時間 30 分後に一時停止
再開: 1 日、0 時間

この例では、スキャンが 4 月 23 日の 16:30 に停止します。その後、4 月 24 日の 14:00 にスキャンは再開されます。

例 2
開始: 2019 年 4 月 23 日 14:00
実行時間: 開始から 30 時間 0 分後に一時停止
再開: 2 日、0 時間

この例では、スキャンが 4 月 24 日の 20:00 に停止します。その後、4 月 25 日の 14:00 にスキャンは再開されます。

E メール通知の受信

「Notifications」項を選択して、いつ通知を送信するかを指定します。

- スキャンを開始する何日前、何時間前、何分前に通知を受け取るかを指定できます。「Send notifications N days|hours|minutes before the map/scan starts」チェックボックスをオンにします。オンにすると、送信される E メールのカスタムメッセージを入力できます(チェックボックスをオンにしないと、このボックスには入力できません)。

- スキャンが完了し結果を表示できるようになったときに通知を受け取ることもできます。「Send notification after the map/scan completes」チェックボックスをオンにします。オンにすると、送信される E メールのカスタムメッセージを入力できます(チェックボックスをオンにしないと、このボックスには入力できません)。

- 何らかの理由でスキャンが遅延した場合に通知を受け取ることもできます。「Send notification if scan launch is delayed」チェックボックスをオンにします。オンにすると、送信される E メールのカスタムメッセージを入力できます(チェックボックスをオンにしないと、このボックスには入力できません)。

- 何らかの理由でスキャンがスキップされた場合に通知を受け取ることもできます。「Send notification if scan launch is skipped」チェックボックスをオンにします。オンにすると、送信される E メールのカスタムメッセージを入力できます(チェックボックスをオンにしないと、このボックスには入力できません)。

- サービスによってスキャンが非アクティブ化された場合に通知を受け取ることもできます。「Send notification if schedule is deactivated by the service」チェックボックスをオンにします。オンにすると、送信される E メールのカスタムメッセージを入力できます(チェックボックスをオンにしないと、このボックスには入力できません)。

通知はタスクの所有者に送信されます。他のユーザにも通知を送信するには、既存の配布グループから選択するか、E メールアドレスのリストを使用して新しい配布グループを作成します。

通知の送信を停止する場合は、保存したスケジュールを「Schedules」リストから選択して編集します。通知設定を変更するには、「Notifications」項に移動します。E メール送信が全員に対して不要な場合は、この通知オプションをクリアします。オプションとして、個別ユーザの E メール受信を停止するには、通知用に選択された配布グループを編集します。 

継続的なスキャンのサポート

一次連絡先となるマネージャは、スキャンインスタンスの終了後にスケジュールスキャンを再度開始するための設定をユーザに許可するオプションを選択できます。これにより、前回のスキャンが終了するとただちに新しいスキャンを継続的に実行できるようになります。このオプションを設定するには、「Scans」->「Setup」->「Scheduled Scans」を選択します。これが設定されると、スケジュールの設定で「Occurs」メニューから「Relaunch on Finish」を選択することで、継続的なスキャンを開始できるようになります。

次の点に注意してください。

1)デフォルトでは、スキャンエラーが最初にレポートされた時点で、スケジュールは非アクティブになります。この設定は、複数回スキャンのエラーが発生した後で非アクティブにするように選択することで、変更できます。

2)アクティブなスキャンの数が、サブスクリプションで設定されている同時スキャン数の制限を超えないように注意する必要があります。アクティブなスキャン には、状態が「running」または「queued」のいずれかのスキャンジョブが含まれます。すべてのスキャンはネットワークに対して影響を及ぼすことがあります。スケジュールが非アクティブ化(停止)、キャンセル、または一時停止されるまで、同じ影響が繰り返し発生することがあります。

スキャンの重複を防ぐ方法

一次連絡先となるマネージャは、実行中または一時停止中のインスタンスがある場合に新しいスケジュールスキャンを開始できないようにするオプションを選択できます。この場合、2 番目のスキャンの開始はスキップされ次回の開始日付が設定されます。スキップされたスキャンは発生したものとしてカウントされます。このオプションを設定するには、「Scans」->「Setup」->「Scheduled Scans」を選択します。

所有者について

新しいスケジュールタスクを作成すると、スケジュールを作成しているユーザが所有者として設定されます。マネージャとユニットマネージャは、所有者を変更できます。スケジュールタスクを作成または編集するときに、「Owner」メニューから別のユーザを選択します。

スケジュールの実行を停止する方法

スキャンが実行頻度(毎日、毎週、毎月など)に基づいてこれ以降開始されないように、スケジュールはいつでも停止(非アクティブに)できます。スケジュールを停止するには、「Schedule Status」項で「Deactivate this task」を選択するだけです。タスクは一時的に非アクティブになります。タスクを再度アクティブにするには、このチェックボックスをオフにします。

将来のスケジュールを表示する方法

スケジュールリストには、スケジュールスキャンの次回の開始日時が表示されます。リスト上部の右側をクリックして、将来のスケジュールのカレンダビューに切り替えることもできます。

スキャン結果の検索方法

スケジュールされたスキャンが開始されると、スキャンは「Scans」リストに表示されるため、その進行状況を追跡できます。スキャンのステータスに「Finished」と表示されたら、「Quick Actions」メニューから「View」を選択して、すべての結果を HTML レポートで表示できます。通知を有効にしている場合は、E メールが届きます。

非アクティブ化されたスケジュールを再度アクティブにする方法

スケジュールを編集して、「Schedule Status」項に移動します。「Deactivate this task」オプションをオフにして、タスクを再度アクティブにします。

スキャン可能な EC2 アセットがアセットタグに含まれていない EC2 スキャンのスケジュール

スキャン可能なアセットが含まれていないアセットタグを含む EC2 スキャンをスケジュールできます。EC2 スキャンをスケジュールし、スキャン可能なアセットが含まれていないアセットタグを選択すると、メッセージ“ 選択したタグと接続詳細に合致するスキャン可能なアセットがありません。このスキャンジョブをスケジュールしますか? ”が表示されます。「Continue」を選択すると、選択したアセットタグを含む新しい EC2 スキャンがスケジュールされます。スキャンの際、スキャン可能なホストを含まないアセットタグのスキャンはスキップされます。