JBoss サーバ認証の設定

JBoss サーバの脆弱性スキャンとコンプライアンススキャンがサポートされています。JBoss のインストールと動作モードに関する詳細を指定した JBoss サーバレコードを作成します。Windows インストールと Unix インストールの両方の詳細が同じレコードに含まれることがあります。

システム作成の認証レコード

ヒントシステムで、自動検出されたインスタンス用の JBoss サーバ認証レコードを作成し、スキャンできます。

設定方法の詳細 >>

サポートされるテクノロジ

レコードタイプによって VM および PC で承認されている、サポート対象の認証テクノロジとそのバージョンの最新リストについては、次の記事を参照してください。 

認証テクノロジのマトリックス

開始手順

- 「Scans」->「Authentication」を選択します。

- JBoss サーバを実行している各ホストにレコードが既に定義されていることをチェックします。Windows ホストの場合は、Windows レコードが必要であり、レコードは IP アドレスが割り当てられた“ NetBIOS, User-Selected IPs ”ドメインタイプ、または“ NetBIOS, Service-Selected IPs ”ドメインタイプである必要があります。Unix ホストの場合は、Unix レコードが必要で、IP アドレスが割り当てられている必要があります。

- 同じホスト(IP)に対して JBoss サーバレコードを作成します。「New」->「Applications」->「JBoss Server」を選択します。

- 脆弱性スキャンを開始する前に、オプションプロファイルで Windows 認証、Unix 認証、および JBoss サーバ認証を選択します(コンプライアンススキャンでは、すべての認証オプションが自動的に使用されます)。

注記: ネットワークサポート機能が有効の場合、Windows/Unix レコードには JBoss サーバレコードと同じネットワークを選択する必要があります。

ユーザパーミッションについてユーザパーミッションについて

マネージャは、認証レコードを追加できます。ユニットマネージャには、「Create/edit authentication records/vaults」パーミッションが付与されている必要があります。

Windows/Unix の設定

ドメインコントローラの動作モードを選択し、単一のコントロールポイントから複数の JBoss Application Server インスタンスを管理します。ルートディレクトリ、ベースディレクトリ、およびドメインコントローラがインストールされている場所を指定する必要があります。

設定の例

Windows - Wildfly Standalone モード:

ルートディレクトリ - C:\wildfly11

ベースディレクトリ - C:\wildfly11\standalone

ベース設定ディレクトリ - C:\wildfly11\standalone\configuration

設定ファイルパス - C:\wildfly11\standalone\configuration\standalone.xml

 

Windows - Wildfly ドメインコントローラモード:

ルートディレクトリ - C:\wildfly11

ベースディレクトリ - C:\wildfly11\domain

ベース設定ディレクトリ - C:\wildfly11\domain\configuration

ドメイン設定ファイルパス - C:\wildfly11\domain\configuration\domain.xml

ホスト設定ファイル - C:\wildfly11\domain\configuration\host-master.xml

 

Unix - JBoss Standalone モード:

ルートディレクトリ - /jboss-eap-6.3

ベースディレクトリ - /jboss-eap-6.3

ベース設定ディレクトリ - /jboss-eap-6.3/standalone

設定ファイルパス - /jboss-eap-6.3/standalone/configuration/standalone.xml

 

Unix - Wildfly Standalone モード:

ルートディレクトリ - /opt/wildfly-11.0.0.Final

ベースディレクトリ - /opt/wildfly-11.0.0.Final/standalone

ベース設定ディレクトリ - /opt/wildfly-11.0.0.Final/standalone/configuration

設定ファイルパス - /opt/wildfly-11.0.0.Final/standalone/configuration/standalone.xml

 

Unix - Wildfly ドメインコントローラモード:

ルートディレクトリ - /opt/wildfly-11.0.0.Final

ベースディレクトリ - /opt/wildfly-11.0.0.Final/domain

ベース設定ディレクトリ - /opt/wildfly-11.0.0.Final/domain/configuration

ドメイン設定ファイルパス - /opt/wildfly-11.0.0.Final/domain/configuration/domain.xml

ホスト設定ファイル - /opt/wildfly-11.0.0.Final/domain/configuration/host-master.xml

 

Unix - Jboss ドメインコントローラモード:

ルートディレクトリ - /jboss-eap-6.3

ベースディレクトリ - /jboss-eap-6.3/domain

ベース設定ディレクトリ - /jboss-eap-6.3/domain/configuration

ドメイン設定ファイルパス - /jboss-eap-6.3/domain/configuration/domain.xml

ホスト設定ファイル - /jboss-eap-6.3/domain/configuration/host-master.xml

 

クイックリンク

ホスト認証を使用する理由