Checkpoint Firewall 認証の設定

Checkpoint Firewall は、Unix 認証のサブタイプです。ssh プロトコル(ssh1 および ssh2)をサポートしている Checkpoint Firewall デバイスをサービスで認証できるようにするために Checkpoint Firewall レコードを作成します。

このレコードタイプは、PC または SCA が有効なアカウントでのみ使用でき、コンプライアンススキャンのみがサポートされています。

サポートされるテクノロジ

レコードタイプによって VM および PC で承認されている、サポート対象の認証テクノロジとそのバージョンの最新リストについては、次の記事を参照してください。 

認証テクノロジのマトリックス

 

- 「Scans」->「Authentication」を選択します。

- ホストの Checkpoint Firewall レコードを作成します。「New」->「Network and Security」->「Checkpoint Firewall」を選択します。

1)認証で使用するユーザアカウントには、すべてのチェックを実行できるよう Checkpoint デバイスに対する管理者レベルの権限が付与されている必要があります。また、次のコマンドが実行できる必要があります。

ver
expert(expert モードへの切り替え)
cpstat os

2)スキャン対象の TCP ポート 22 が ssh 認証用にオープンになっている必要があります。

3)使用するパスワードに空白を含めることはできません。

対象となるホストでの“ expert ”コマンドの実行にパスワードが必要な場合は、レコードに expert パスワードも入力する必要があります(注記: “ expert ”コマンドの実行にパスワードが必要で、そのパスワードが指定されている場合、プールされた資格情報を使用する機能はサポートされません)。

このオプションを選択すると、強力なパスワード暗号化をサポートしていないサービスへの接続時に平文でユーザアカウントのパスワードを送信できます。平文パスワードの詳細

スキャンエンジンは、Unix/Cisco/Checkpoint Firewall ホストの認証を正常に行い、コンプライアンス評価を実行するために、ログインサービスを検出する必要があります。デフォルトでは、well-known ポートである次のポートがスキャンされます: 22(ssh)、23(telnet)、513(rlogin)。これらのサービスはいずれも認証に使用できます。スキャン対象のホストの well-known ポートでサービス(ssh、telnet、rlogin)が実行されていない場合、カスタムポートリストを定義する必要があります。

注記 - 実際にスキャンされるポートも、スキャン時に使用されているコンプライアンスオプションプロファイルの「Ports」の設定によって異なります。

スキャン対象ポートの詳細スキャン対象ポートの詳細

コンプライアンスプロファイルで「Standard Scan」を選択した場合、用意されている標準ポートリスト(約 1,900 個のポート)がスキャンされます。これには、ポート 22、23、513 のほか、認証レコードで指定されているカスタムポートが含まれます。

コンプライアンスプロファイルで「Targeted Scan」を選択した場合、認証レコードで指定されているカスタムポートのみがスキャンされます。

次の表を参照してください。

コンプライアンスプロファイル

認証レコード

スキャンされるポート

Standard Scan

well-known ポート

最大で 1900 個のポート(ポート 22、23、513 を含む)

Standard Scan

カスタムポート

最大で 1900 個のポートとレコードで指定されているカスタムポート

Targeted Scan

well-known ポート

ポート 22、23、513 のみ

Targeted Scan

カスタムポート

レコードで指定されているカスタムポートのみ

認証対象のホスト(IP)を選択します。このレコードに追加する IP は、Unix レコードまたは Cisco レコードには追加できません。

Checkpoint Firewall では、複数のサードパーティのパスワード Vault との統合がサポートされています。「Scans」->「Authentication」->「Vaults」を選択して、使用する Vault システムを設定します。次に、レコードの認証 Vault を選択し、Vault 名を選択して、Vault 設定を行います。スキャン時には、レコードにあるアカウント名と Vault で見つかったパスワードを使用してホストへの認証が行われます。

コンプライアンススキャンのための Vault 設定

“ expert ”コマンドが 2 つ目のパスワードを要求することなく自動的に特権シェルに入力するように、ユーザアカウントを設定する必要があります。これは、サポートされている Vault では、1 つのファイルに 1 つのパスワードしか保存できないためです。

レコードを編集する場合、ユニットマネージャにはパーミッションを持っているレコードの IP のみが表示されます。ユニットマネージャによってレコードの設定が変更されると、すべてのホストがそのユーザのビジネスユニットに所属しているかどうかにかかわらず、変更内容がレコードに定義されているすべてのホストに適用されます。レコードには、ユニットマネージャに表示されない IP が含まれている場合があります。

 

クイックリンク

ホスト認証を使用する理由

Vault のサポートマトリックス

ヒント: 認証に使用するパスワードにスペースを含めることはできません。