IBM WebSphere App Server 認証の設定

Unix ホストまたは Windows ホストで実行されている WebSphere Application Server から認証を受け、コンプライアンススキャンを行うには、IBM WebSphere App Server レコードを作成します。Windows インストールと Unix インストールの両方の詳細が同じレコードに含まれることがあります。その場合、Web サーバを実行している Unix ホストの Unix レコードと Web サーバを実行している Windows ホストの Windows レコードも必要になります。

このレコードタイプは、PC または SCA が有効なアカウントでのみ使用でき、コンプライアンススキャンのみがサポートされています。

システム作成の認証レコード

ヒントシステムで、自動検出されたインスタンス用の IBM WebSphere App Server 認証レコードを作成し、スキャンできます。インスタンスをインストールディレクトリレベルで検出するか、サーバディレクトリレベルで検出するかを選択できます。

設定方法の詳細 >>

サポートされるテクノロジ

レコードタイプによって VM および PC で承認されている、サポート対象の認証テクノロジとそのバージョンの最新リストについては、次の記事を参照してください。 

認証テクノロジのマトリックス

開始手順

- 「Scans」->「Authentication」を選択します。

- IBM WebSphere App Server を実行している各ホストにレコードが既に定義されていることをチェックします。Windows ホストの場合は Windows レコードが必要であり、Unix ホストの場合は Unix レコードが必要です。

- 同じホストに対して IBM WebSphere App Server レコードを作成します。「New」->「Applications」->「IBM WebSphere App Server」を選択します。

注記: ネットワークサポート機能が有効の場合、Windows/Unix レコードには IBM WebSphere App Server レコードと同じネットワークを選択する必要があります。

ユーザパーミッションについてユーザパーミッションについて

マネージャは、認証レコードを追加できます。

ユニットマネージャに付与される必要があるパーミッション:
「Manage PC module / Manage SCA module」と「Create/edit authentication records/vaults」です。

Windows インストール/Unix インストール

「Windows Installation」タブで、アプリケーションサーバがインストールされているインストールディレクトリを入力します。

「Unix Installation」タブで、インストールディレクトリまたはサーバディレクトリのパスを入力し、IBM WAS 検出モードを選択します。次のいずれかの操作を行います:

- インストールディレクトリのパス(/opt/IBM/WebSphere/AppServer など)を入力し、「IBM WAS Installation Directory」を選択します。

- サーバディレクトリのパス(/opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/AppSrv02/config/servers/server1 など)を入力し、「IBM WAS Server Directory」を選択します。

処理の概要

Unix レコードまたは Windows レコードに用意されている資格情報を使用して、対象となる各ホストへの認証を行います。ホストが WebSphere Application Server を実行している場合は、IBM WebSphere App Server レコードが存在しているかどうかがチェックされます。存在している場合、Unix レコード/Windows レコードの資格情報を使用して Unix/Windows システムから認証を受け、アプリケーションサーバの設定にアクセスして、コンプライアンススキャンを行います。

 

クイックリンク

ホスト認証を使用する理由